一般小児科
一般小児科
小さな子どもはまだ体温調整機能が発達途中のため、小学校に入るくらいまではよく発熱したり、環境温度によっては低体温になったりすることがあります。
発熱は感染症からからだを守ろうとするからだの防御反応なので、解熱剤で熱を下げたところで病気自体がなくなるわけではありません。
熱の高さと病気の重症度は比例するものではありませんので、ぐったりする・水分が取れないなどの症状がなければ、無理にお薬を飲ませるのではなく経過を観察することも大切です。
38℃以上の発熱がありお子さまが辛そうな場合は、解熱剤を使用すると楽になることが多いです。解熱剤は、お子さまの様子にあわせて使用するようにしましょう。
また、微熱が長く続き咳などの症状が良くならない場合は、様子をみながら、慌てず冷静に受診をお勧めします。
子どもの病気の中でも一番多いのが風邪です。
症状は、咳、鼻水、鼻づまり、のどの痛みや発熱などで、原因の9割以上がウイルスによるものです。
1週間ほどで元気になることがほとんどですが、咳・鼻汁の症状は2週間以上持続する場合もあります。
症状と原因にもよりますが、ウイルス感染による咳は、ウイルスを外に出そうとする体の防御反応のため、無理に咳を止めることはお勧めしません。
基本的には自然治癒を待ちますが、咳き込んで夜眠れない、嘔吐してしまうなど生活に支障がある場合は、症状を和らげるお薬を処方することも可能です。 医師にご相談ください。
嘔吐は、胃腸の食物を消化する能力がおちているため「食べたり飲んだりした物」を胃腸が拒絶して起こる反射です。
吐いたあとも、少しずつ水分をとって、あまり苦しそうでなければ、さほど心配はないですが、嘔吐後数十分してもぐったりの状態が続く、水分をとってもすぐに吐いてしまう、火がついたように泣いたり泣き止んだりを繰り返す(不機嫌を繰り返す)、血便などが見られるときは早めの受診をおすすめします。
また、嘔吐のときは、脱水症状にも注意が必要です。
嘔吐直後はまだ吐き気が残っているので、数十分は休ませて吐き気がおさまってきたら経口補水液などを少量ずつ頻回に飲ませてあげてください。
子どもの病気の中でも風邪の次に多いのが下痢です。
下痢の場合は、便の状態をよく観察しておいてください。少し柔らかい程度の下痢か、水のように流れるほどなのか、血液や粘液は混じっていないか、腐敗したような臭いはないか、白っぽくないかなどを確かめましょう。
血便、粘血便(粘液の混じった血便)、白色便、食物が全く消化されていない便などであれば、写真を撮ってそれを医師に見せてください。また、機嫌はどうか、ぐったりしていないか、嘔吐はないかなどもよく観察しておいてください。
下痢が続くと、栄養が足りなくなってしまうのではないかと心配になりますが、まずは脱水にならないようにこまめに水分摂取することと、食べられれば通常の食事を少量ずつ食べることが重要です。
子どもが訴える痛みで一番多いのが腹痛です。
腹痛は比較的軽症の急性胃腸炎や便秘症から、重篤で緊急の対応が必要な病気(急性虫垂炎や腹膜炎、腸閉そくなど)まで、さまざまな原因で起こります。
乳幼児は、はっきりとした腹痛を訴えることができず、ただ機嫌が悪く泣いている場合もあります。
便秘は病状としては軽症ですが、子どもにとっては、激しい痛みを伴う場合があり、腹痛は病状の重症度と痛みの程度が一致しないことがありますので、嘔吐や下痢といった他の症状の経過観察が必要になります。
受診される場合は、これらの症状の経過を医師にお伝えください。
ほとんどの場合、発疹のみであれば緊急性はありません。
言葉だけでは伝わらないことも多いため、写真を撮っておくことをお勧めします。
新しく食べたものによる発疹や新しく始めた薬による発疹の場合は、それらの摂取を中止して当院を受診してください。
また発熱を伴う発疹は、感染力の高い疾患の可能性もあるため、来院時に受付スタッフにお声かけください。
水ぼうそう、おたふくかぜ、はしか、風疹などの感染症が疑われる場合(発熱に伴う発疹や、耳の下の腫れなど)は、直接待合室に入らず、来院時に受付スタッフへお声がけください。 別室へご案内いたします。
目が赤いだけであれば緊急性は低いことが多いです。
ただしアデノウイルスによる流行性角結膜炎の場合、感染力が非常に強いためお子様のケア後は保護者の方も手洗いをしっかり行いましょう。
発熱を伴う場合は他疾患の可能性もあるため当院を受診してください。
予防接種後に発熱したり、接種部位が腫れたり、接種部位が赤くなったりすることは珍しいことではありません。
高熱が続く場合や接種した部位の膨張(関節を超えるほどの腫脹)、ぐったりするなどあれば当院にご相談ください。